Raw Case


 

Yale SOMの特色の一つとして、SOMが執筆している"Raw" Case と呼ばれる独自のケーススタディを用いることがあります。

 

通常のケーススタディは1つのPDF文書として作成されていることが多いですが、Raw Caseは様々なリンクを含むweb上のプラットフォームとして作成されています。

実際のビジネス上の課題についてのストーリーが記述されている点は一般的なケースと同じですが、Raw Caseではそれに加えて関係者のビデオインタビュー・財務データ・実際の企業のwebサイト/関連報道等へのリンク等、膨大な追加情報が掲載されています。

限られた時間でこの膨大な情報をすべて精査することは不可能なので、学生は授業の目的に合わせて自ら情報を取捨選択していくことになり、より現実の課題解決に近い体験をすることになります。

 

なお、SOMのすべての講義でRaw Caseを用いるわけではなく、目的に合わせて通常のケーススタディと使い分けがなされています。2017-2018年の場合だと、1年目の必修で扱うRaw Caseは10個前後で、特に1年間の必修科目の集大成となるThe Executiveではほとんどの授業がRaw Caseに基づいて行われました。

 

更に詳しいRaw Caseに関する説明や、その他のケースのタイトルについては公式Webサイトをご参照ください。 

SOMの公式HPで公開されている実際のRaw Caseのサンプルは以下のリンクからご覧いただけます。

 

Can an Established Institution Keep Innovating?

The Mayo Clinic is one of the most respected healthcare institutions in the world. In the early 2000s, the clinic tried an experiment in design thinking to try to improve the healthcare experience--and patient outcomes.

 

 

実際のRaw Caseの画面例