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受験生の皆さまへのアドバイス

 

初めまして、Class of 2018KTです。

 

学校が始まり2か月弱、最初の試験を乗り越えてようやく一息ついているところです。思えば去年の今頃はGMAT対策で今以上に(!?)勉強していた気がします。

 

受験生の皆さまは2ndに向けて準備の忙しさもピークだと思います。僭越ですが今年・来年の受験生の皆さまに何点かアドバイスをお伝えしようと思います。(ただし、私自身アドミッションプロセスに関与しているわけではありませんので、ご参考までの私見ということでお願いします)

 

1.スコアをしっかり取っておく

近年の傾向として各校GMAT平均スコアが年々上がってきています(特にUSのスクール)。スコアですべてが決まるわけではないので誤解してほしくないのですが、高いに越したことはないです。かつ合否判断材料の中で数少ないコントロール可能な項目ですので、早めに良い点数を取っておくべきです。今年受験の方にとっては今更かもしれませんが、私費で他にとても強い要素を持っている方でなければ、場合によっては受験を一年遅らせるのも手かと思います。

水準ですが、各校が公表している平均かそれ以上であれば安心だと思います。ちなみに750点くらいから取ると奨学金のチャンスが高まるようですので、トライしてみるといいかもしれません。

テストとエッセイの両立はなかなか難しいので、安心できる点数をとってから、エッセイ、インタビュー対策にシフトすることが理想です。ちなみに私は去年10月にスコアメイクが終わり、そこから2ndで複数受験したのですが、結構ぎりぎりでした。

2.スクールリサーチは効率的に

スクールリサーチについては人によって意見が分かれるところではあるとは思うのですが、個人的な反省から、時間をかけすぎない方がよいと思っています。もちろん、HPを読破し、在校生のブログを多少チェックしたりして、雰囲気をつかむことは必須です。ただ、スクールリサーチは結構キリがない(しかも勉強に比べると楽しい)ので、時間を浪費しがちです。1校につき大体半日程度集中的に調べて、あとは隙間時間と在校生へのインタビューで補足するくらいがちょうど良いと思います。

なお、受験する学校であれば必ず在校生から話を聞いておいた方がいいと思います。個人でのリサーチは限界がありますし、何よりエッセイや面接で自信をもって学校のことを書く/話すためには、自分が言うことの裏取りの作業は必須です。ある程度Why School?への回答が固まったら、各校の在校生にコンタクトすると良いと思います。

3.相談相手を持つ

MBA受験はなかなか人に理解してもらえない苦労が多いと思います。特に、(私もそうでしたが)私費の人々は相談できる人も限られ、結構苦しい状況になります。だからこそ、できるだけ気兼ねなく相談できる相手を数人でいいので確保しておくといいと思います。友達でも、カウンセラーでも、受験仲間でも、在校生でも、卒業生でも誰でもいいと思います。

なかなかそんな人が見つからない!という方は(私もそうでした…)、やはり在校生にアプローチするのが一番です。共通の知りあいとか、コネとかがなかったとしても、同じ苦労を経験している在校生は、割と話が通じやすいと思います。

4.各校の応募プロセスを再確認

MBA各校の受験プロセスは基本的には同じですが、エッセイのテーマ、インタビューの形式など細かい点が異なります。2ndで受験するなら、そろそろ志望校を固めて、各校のプロセスを踏まえて計画を立てると良いと思います。例えばYale SOMはTOEFL不要②Video Essay有、の2点が大きな特徴です。

Video Essayについて書いておくと、TOEFLのスピーキングに近いイメージです。去年はApplication Deadline1週間後までにオンライン送信ということを出願後に知って、かなり焦りました。聞かれる質問はGMAT Clubなどのサイトに情報が出回っていますが、Why School等予想できるものと、TOEFLスピーキングに近い予想できないものもありました。準備できるものについては、しっかりと回答を作って、繰り返し練習することが理想です。ただ、これはあくまで理想論。私は結局3問中1問はしどろもどろな回答をしてしまいましたが、無事面接に進めたので、そこまで恐れずにリラックスして臨むことも大切かもしれません。

5.Optimistic

受験を終えて思うのが、心配したり不安になったりする時間が全く役に立たなかったということです。長い受験対策中、どうしても「ほかの受験生が面接に呼ばれた」とか、「全受験校不合格だったらどうしよう」「いくら勉強してもテストの点数が上がらないのではないか?」といった不安が頭をよぎることはあります。ただそういったことを考えている暇があるならば、もっと勉強するとかエッセイのことを考えるとか、生産的なことに頭を使うべきです。あるいは、悩んでいるくらいなら、思い切って1日オフにして気分転換した方が良いかもしれません。

自信を持ちつつ、足元ではやるべきことをやることの大切さは、MBAに来て改めて実感しています。Optimisticに、自分は大丈夫という気持ちをもって対策をする事で、道が開けるのではないかと思います。

 

以上、書いてみると月並みですが、もしお役に立てれば幸いです。

 

 

最後に。今年のYale SOMは日本人が6人も在籍しております。この勢いを維持してどんどんYaleでのJapan Presenceを高めていきたいと思っています。少しでもご興味ある方はお気軽に在校生にコンタクトしてください!また、Yale SOMに限らず日本からのMBA生はもっと増えるべきだと思っておりますので、MBAにご興味ある方は是非ご連絡ください。在校生一同、皆様とお話できることを楽しみにしております。