みなさんこんにちは。Class of 2017のTakです。現在は夏休みの真っただ中。新一年生もニューヘイブンに集まってきました。今日は1年目にどんな授業があったか簡単にご紹介したいと思います。まずは昨年のFall 1についてです。
Fall 1
Managing Groups and Teams
オリエンテーションの翌週、1週間かけて行われる授業です。主にラーニングチームの8人のメンバーとともに様々なゲームに取り組み、チームダイナミクスについて学びます。また、今後1年間ラーニングチームを中心にグループワークに取り組むことになりますので、ラーニングチーム内での約束事等も決めました。英語力の面でディスカッションについて行くのが辛く、チームメンバーから、「もっと発言すべき」「英語力の向上に取り組むべき」といった指摘を恥ずかしながら受けました。この時期はまだお互いのことを良く知らず、毎日とても緊張していましたが、1週間の終わりにはラーニングチームメンバーとかなり打ち解けることができました。
Introduction to Negotiations
ネゴシエーションの基礎を講義と2回のロールプレイを通じて学びます。ロールプレイの様子を録画し、教授からのフィードバックを受ける機会もありました。ロールプレイでは一歩も引かない交渉相手についつい妥協してしまい、自分の気の弱さに嫌気がさしたことを良く覚えています。。理論については、事前知識を持ち合わせていなかったため、目から鱗の学びがありました。パイやBATNA<といった言葉をご存知でなければ、巷にもたくさん本が出ていますので、勉強してみるととても参考になると思います。
Probability Modeling & Statistics
確率と統計の基本を学びます。確率はつまらない授業になりがちかと思いますが、扱う例題が面白く、Art Swersey教授のユニークなパフォーマンスもあり、授業が毎回楽しみでした。統計学については、仮説検定、重回帰分析等をカバーし、分析にはStataという統計ソフトを使用します。ビジネスパーソンとして最低限この程度は知っておきたいという内容を一通り抑えることができると思います。なお、他の授業でも確率・統計の知識が必要になることが結構あります。
Modeling Managerial Decisions
やや説明が難しいのですが、データを活用して意思決定する手法を学習する授業です。意思決定の際にデータを活用することのメリット、落とし穴等を学ぶとともに、エクセルのソルバーやディシジョンツリー等を活用した演習を行います。
Basics of Accounting
仕訳から、最終的に簡単な財務三表の作成、分析ができるところまでの実力を見に付けることができます。毎回宿題が出るので、やや負荷の大きい授業なのですが、手を動かしながら会計の基礎をしっかりマスターすることができると思います。授業では会計学をただ教えるというよりも、資産とはそもそも何か?なぜこうした仕訳を切るのか?、この業界、この会社の財務指標の特徴は何か?といったように、常に自分の頭で考えることが求められました。
Basics of Economics
ミクロ経済学、ゲーム理論の授業です。経済学部出身なので安心していたのも束の間、扱う内容は途中から一気に難しくなりました(説明するのも難しいのでここでは控えます)。理論偏重となりがちな経済学の授業においても、常に実社会を意識した内容となっている点はさすがだな~と思いました。
改めて振り返ってみると、当時学校が始まったばかりで大変だったなというのが感想です。この時期はどうしても他人の評価を気にしてしまいがちなのですが、コツコツと積み重ねることで、確実に周りも認めてくれるので、決して慌てる必要はないと思います。一方で、Fall1の授業が一番自分の強みを発揮できる機会であったことに後から気付きましたので、このタイミングで授業中にもっと積極的に発言できれば良かったなと若干後悔しています。
その他の授業についても、追ってお伝えさせていただきます。
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