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授業紹介:Managing Global Catastrophes

こんにちは!Class of 2016のSNです。いよいよMBA2年目がスタートしました。

今回は、1年目に私が唯一履修した選択科目 Managing Global Catastrophesを、ご紹介したいと思います。

この授業は、1995年から2005年までYale SOMのDean(学長)を務めたJeffrey E. Garten教授が担当しています。1980年代以降に起きた大惨事や大事故がケースで、それらから得られる教訓をもとに、組織のリーダーとしてどうリスク管理をするのかを学ぶという内容です。授業で扱うのは、1986年に起きたスペースシャトル チャレンジャー号爆発事故から2001年の9.11テロ事件、2005年のハリケーン カトリーナ、2011年の東京電力 原子力発電所事故まで、幅広いです。

 

それぞれのケースは、Yale SOMのオリジナルであるRaw Caseで書かれています。Raw Caseで処理する情報量は膨大で、その中にはインタビュービデオも含まれるため、毎回の授業準備・課題に相当の時間を要しましたが、振り返ってみると、それだけの時間をかける価値のある授業であったと思います。

 

授業の中で特に興味深いと感じたのは、事件や事故の種類は全く異なっていても、リスク管理で注意すべき点には、様々な共通項があるということです。例えば、テロと自然災害、質の異なる二つのCatastrophesに対応するときも、「事故・事件後の初期情報発信の方法」、「Emergency Planの重要性の認識」、「Failure of Imagination(過去に起きたことのない事象を、将来起こり得る事象として想定できないこと)の認識」などで、多くの共通点があります 。リスク管理という観点で、組織のリーダーに求められるスキル、知識を体系的に学べたという点で、とても有意義な授業でした。

 

これから履修する選択科目も、どのような学びがあるのか、本当に楽しみです!